
カーカバー選びで迷いがちなのが、防水性能と撥水性能ではないでしょうか。
どちらがよいかわからなかったり、迷ってしまうという方も多いのですが、愛車を守るなら撥水性能のあるカバーを選ぶことをおすすめします。
一見すると防水性能であれば愛車を守れるイメージがあります。
防水とは水を通さない性能であることから、雨から愛車を守るにはうってつけに感じられますが、実はよくありません。
青空駐車場やカーポートなど屋外で駐車する場合は、車体下に流れ込んだり、地面から蒸発する水分までを考慮しなければならないからです。
蒸発した水分がカバー内側に水滴となって付着し、車体を濡らしてしまいます。
つまり防水性能では、空から降り注ぐ雨を防ぐことはできても、蒸発する水分には効果がありません。
水を弾く撥水性能であれば、雨から車体を守ると同時に通気性の高い素材と併用できるため、空気と一緒に水分をカバー外へ逃してくれます。
カーカバーには雨を防ぐだけでなく、車体下へ流れ込んだ雨水や地面から蒸発した水分からも守る性能が求められます。
撥水性と通気性の組み合わせは、寒暖差によって生じる結露や凍結対策にもなるほか、車体に水滴が残っていても、安心してカバーを取り付けられます。
また車体と接するカバー裏地が厚手の超起毛生地であれば、車体についた水分をも吸収して逃しやすくなります。
さらに取り外す際に車体とカバーが擦れあって傷つくことも防げるというメリットもあります。